差別化できる住宅広告をつくるにはー外注先選びとUSP活用法

これまでの記事で、住宅会社の広告が他社と似通う背景と原因を見てきました。今回は、その状況を変えるための具体策を紹介します。

1.外注先は「制作」ではなく「企画力」で選ぶ

従来の広告代理店や印刷会社、制作会社は見た目を整えることには長けていますが、自社の強みを掘り起こすところから関わるケースは少ないのが実情です。そこで選ぶべきは、単なるデザインや印刷ではなく「何を訴えるべきか」を一緒に考えてくれるパートナーです。
たとえば…
・住宅会社の市場や競合をリサーチしてくれる。
・社長や社員へのヒアリングを通じてUSP(独自の強み)を抽出してくれる。
・施工事例やお客様の声を活かしたストーリーを作れる。
こうした外注先は、単なる制作会社ではなく、販促コンサル型の制作パートナーと言えるでしょう。

2.USPを“言語化”してから広告に落とし込む

広告におけるUSPは、いわばお客様にとっての選ぶ理由です。これを明確に言語化しないまま広告制作に入っても差別化はできません。
USP言語化のステップ例
1.他社にはない自社の特徴を洗い出す(工法・デザイン・サービス・アフター体制など)
2.その特徴が「お客様にとってどんな価値があるのか」を明確にする。
3.簡潔な言葉で表現する(例:地元で50年、災害時もすぐに駆けつける家づくり)

3.ビジュアル+ストーリーで心を動かす

差別化は数字や性能だけではなく、ストーリー性でも可能です。
例えば…
・社長の家づくりに対する想い
・大工・職人技や人柄
・実際に住んでいるお客様の生活の様子
こうしたストーリーは、見学会チラシやSNS投稿、ホームページの事例ページなど、あらゆる媒体で生かせます。

4.まとめー外注先を変えることが第一歩

現状の広告が“見た目”だけになっているなら、まずは「企画段階から一緒に考えてくれる外注先」に変えることが差別化の第一歩です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.